坂本真綾 IDS! presents Acoustic Live & Talk 2020の感想

坂本真綾 IDS! presents Acoustic Live & Talk 2020に行ってきました。
参加したのは福岡の夜の部と名古屋の夜の部

 

名古屋住みなので名古屋公演は行くとして、福岡はどうしようかな~って悩んでたところフォロワーさんがチケットを譲ってくださったので参戦。
(当日話すことに精一杯で譲ってくださった席がめちゃくちゃ良かったお礼を言い忘れてて申し訳ない……。見てらっしゃるかわかりませんが、本当にありがとうございました!!)

 

最後に参加したライブがYURiKA3周年ライブだから約9か月ライブに参加してなかったことになる。ライブ行きはじめてからこんなに間隔空いたの多分初めてな気がする。

 

最初の内は「ライブないとか死んじゃう~!!」とか言ってた。
でもなんだかんだ言いながらライブなしの生活にも慣れてきて、次にライブ行ったときに今までみたいに感動できるかな~と思いながら過ごしてたので結構最初はビビってたんですよね。


推しのライブで感動できなくなってたらどうしようという底知れない恐怖、オタクならわかるはず(わかるか?)

 

普段はこういったライブとかの感想をあんまり書かないというか書けないんですよ。

 

めちゃくちゃ感動してるのに自分から出てきた文章を見るとその感動が薄れるというかなんというか。うまく表現できね~~~~~!!!ってなって頭おかしくなるので。

 

でも今回のライブはやっぱコロナ禍での久々のライブということもあって、自分的にも感じることが多々あったので、なんとか感想を書きたいなと思いました。


結論からいくとめちゃくちゃ良かった!


新曲のMVとか諸々の映像が終わって照明が落ちた瞬間、一気に会場が静まって、みんな固唾をのんで待ってるのがわかって「あ、この感覚好きだったな~」って改めて思いましたね。


以下、セトリと各曲の感想。

1.宇宙の記憶

イントロを聞いた瞬間、目が開かれるような感じがしましたね。
生の音の圧はやっぱ体に訴えかけるものがありますわ。
何より坂本真綾さん含めバンドメンバーが最高に楽しそうな表情で演奏されたのを見てグッときた。

2.Million Clouds

CD音源も好きだけど、ライブだとさらに化ける曲だと思ってる。坂本真綾さんの声の低音の響き方が本当に好きなんだよな。
この曲はFrida Sundemoさん作曲だけど、違う国の人が作る曲ってやっぱどこか空気が違う感じがして好き。Rasmus Faberさんの曲もそうだけど二人ともスウェーデンという北欧の人だからかいい意味で、空気の冷たさというか澄んだ感じがメロディとかから感じられるな~って思った。
「美しい世界は遠くにあると思った 船を待つ人魚のように 生まれてはじめてここがそうだと気づいた」って歌詞がいいと思ってたらご本人も「いい歌詞書くわ~私」って言ってて微笑ましかった(すき)

3.幸せについて私が知っている5つの方法(福岡)/フラッシュ(名古屋)

まず幸せ~だけど本人がなかなか曲名覚えられなくて幸せファイブっていってるのめっちゃすき。
「会いたい日は会いたいって言おうよ」ってなかなか言えないこの状況下で、やっと迎えたライブでこの歌詞を歌われたら泣いちゃいますわ。
あとBメロの終わり、F7sus4で浮遊感残したまま一気にサビで転調するのほんと好き。会いたくて走り出してる感が曲全体で伝わってくるよね。

フラッシュはサビ始まりの歌詞が全てだな~。

「一瞬のきらめき 一生忘れない 私の好きなもの 絶対離さない」

これってライブそのものじゃん!!!ってなってまた泣く(オタクは涙腺がガバガバ)

4.私へ

Negiccoへの提供曲のセルフカバー。
原曲は精一杯今を生きている中、手紙を書いてるイメージ。坂本真綾さんが歌うとその手紙を読み返しながら、想い出を愛おしんでるように聞こえる。
ハロー、ハローでも私から未来の私へメッセージを送るシチュエーションで歌詞を書いていたな~
坂本真綾さんがいつかのライブのMCで「選んだ道が全て正解だったとは思わない。でも、最終的に選んだ道を正解と思えるように生きている」的なことを言ってたんだけど、つらい時でも未来の自分へ誇れるように、と鼓舞してるようなイメージが坂本真綾さんにはあると勝手に(←ここ重要)思ったりもする。そして、そういうところがとても素敵だなって思う。

5.逆光(unplugged)

原曲はイントロの勢いが凄いけど、このアレンジはピアノでしっとり入ってくる感じ。
2番で一気に激しくなるの最高ですね。
原曲は色々な音が奔流のように怒涛の勢いで押し寄せてくるけど、こっちは一つ一つの音が絶妙なバランスで成り立ってる感じ。どっちも最高!
扇谷さんのピアノやっぱ好きだな~。

6.躍動
こんなん体が躍動するやん!!!!
周り見たら座りながらみんなリズム刻んでて、そうだよな!!!!ってなった。
「アコースティック編成だけど、初めて披露するからなるべく原曲に近いアレンジで」とMCで触れてたけど、そういった細やかな気遣いが嬉しい。ファンの立場になって考えてくれる人って本当に素敵だなって思う。
ちなみに私は初披露がアコースティックとかでも全然嬉しいタイプの人間です。
確か名古屋の方のMCだったけど「これはFGOのタイアップ。英雄たちはその生きてる当時は英雄らしい行動をとろうとか思ってたんじゃなくて、とにかくがむしゃらに生きてたんじゃないか。『走り出すその理由がたとえどんなにくだらなくても』という部分にそんな思いを込めて書いた(意訳)」的なことを話してたけど、自分が結構言うだけ言ってなかなか行動に移さないタイプの人間なのでグサっときましたね……。口だけじゃなくてちゃんと行動していかなきゃな……


7.免疫アップメドレー
 スピカ
 ユッカ
 CLEAR
 Gift
 tune the rainbow
 光あれ
 Get No Satisfaction!
 プラチナ

このメドレーがほんっっっっとうに良かった!!!!!

「普段はメドレーって曲間の繋ぎやすさを考慮して作るけど、今回は歌詞重視で今、聞いてもらいたい曲を集めた(意訳)」
とのことなので、歌詞をしっかり聞いてたら本当に素晴らしくて……というか好きな曲ばっかりなんだよな……

出だしのスピカの歌詞が「ありがとう 今ここにいてくれて」ですよ。泣いちゃう(さっきから泣きっぱなし)

坂本真綾さんがファンを思って、いま何ができるかを真剣に考えてくれたんだなっていうのが伝わってくる……

そして最後のプラチナが最高だった!バンドメンバーも真綾も飛んで跳ねててめちゃくちゃ輝いてた。自分も動けないけど心の中ではめちゃくちゃ高まってたし、自然に笑顔になっちゃった。間奏のギターソロが原曲よりずっと力強かったんだけどそれがまた良かった。
「『思い』が全てを変えていくよ きっと きっと 驚くくらい」でメドレーが締まるのは本当にもう感動した。

どうなるかわからないこんな状況でも、なんとなく未来はいい方向に行くって思えたというか、前向きな気持ちになれた。歌の持つ力ってこういうことなんだって改めて思い知らされたというか、本当に良かったな……(語彙力)

8.クローバー
本編最後の曲。MVの影響もあるけど、この曲聞いてると外を歩きたくなるんだよな。
クローバーの花言葉って葉の数とかで意味が変わってくるけど、この曲の場合は「希望」
がしっくり来るかな。
あと名古屋の三回目公演で外園さんがテンション上がりすぎてギターソロの部分を背面弾きしててバンドメンバー&坂本真綾さんがめちゃくちゃ笑ってたところ最高だったな!
こういう高まりすぎて抑えられない行動ってグッとくる。
そのあとのMCで「よく背面弾きなんてできるね~!」って笑いながら聞いてる坂本真綾さん女神。

EN.いつか旅に出る日
躍動のカップリングに収録される新曲。
坂本真綾さんがが旅をしてきて一番綺麗だと思ったという、ドゥブロヴニクの城壁から見た太陽を思い浮かべながら曲を書いたそう。
そして、今まで旅をしてきた写真たちを後ろに映しながら歌へ。
その写真がどれも綺麗で楽しくて、より歌を素敵にしてた。
コロナが落ち着いたら自分もどこか旅へ出よう、そんな気持ちになる心が洗われる歌でした。

 

 


「ライブで感動できるか」そんな不安は坂本真綾さんの前では杞憂でした。

このライブを通じて、坂本真綾さんがどれだけファンのことを思ってくれてるのかが歌から、言葉から、言外から伝わってきた。この人を推してて良かったなってしみじみと思わせてくれましたね。
ただただ、素晴らしいライブでした。つらつらと感想を書いてみたけど、少しでも伝わればいいな~~~!!!

後日、有料配信もあるよ!!!!!


まだまだコロナは続くだろうし、その対策で従前のライブのようにはいかない。けど、過度に甘く見ず、過度に恐れず、ひとつひとつ自分にできることをきちんとやっていかなきゃなって改めて思えた。

3月に横浜アリーナでのライブも決定したけど、そのライブをしっかりと堪能するために、坂本真綾さんも、自分も、周りも健康でいられるといいな~!


おわり