2023年マジで良かった曲たち(日プ女子・声優・アニソン・アイドルetc…)

2023年も本当にいい曲がいっぱいあって幸せだったな~!

というわけで振り返っていきますという記事です!(導入が雑) )

 

埋め込んでるリンクたちは基本的には公式YoutubeのMV・ライブ映像等

YoutubeにないものはSpotifyのリンクです。

 

音楽的知識もあまりないし耳もクソ雑魚なので間違って言及している部分とかはご容赦くださいね!!!

 

 

2023年最高に良かった曲たち

日プ女子(PRODUCE101 THE GIRLS)関連

 

LEAP HIGH!~明日へ、めいっぱい~/PRODUCE101 JAPAN THE GIRLS

作詞:Kanata Nakamura・KINSHA

作曲:Oneway・AllThou・WABLE・FLORA

 

昨年の10月から3か月にわたって配信されていた「PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS」のテーマソング

 

自分は元アンジュルム笠原桃奈さんが出ると聞いてこの映像を見たんだけどLyricのところに「Kanata Nakamura」って時点で、はい好き確定ってなったのが懐かしい。 (というか前の記事が2年以上前のハロプロ初ライブの感想でそこで笠原桃奈さんについて触れてて草生える)

SEASON1のツカメから作詞担当されてるけど、少女時代のGee日本語版の作詞でデビューされてるからその辺りの御縁なのかな~

 

スタァライトとかで物語の解釈と比喩が素晴らしい印象があったので、それと比べるとこの曲はめちゃくちゃストレートな歌詞だと最初は感じてた。

けどそれが本当に良くてPODUCE101のEPが進むごとにこの歌詞がグサグサと刺さってくる。

特にファイナルで披露されたときの「私を見つけたこと 決して Comin’ up in up higher 後悔させないわ」「あと一歩 きっともうすぐなの」ってフレーズでは泣きそうになった。

 

曲のサウンド面でいくとイントロ部分が特に好き。一番最初のレコードの針が落ちるようなエフェクトで入るところとか 「One, two, three, leap high!」の後に上昇していくシンセベースの部分が好き。

未来へ希望を抱いている練習生たちの気持ちみたいだな~と感じられて胸に響く……

 

しかしクレジット見て思うけどK-POP系はほんとコライト多いな。

あとはダンスが曲の核になるから振付がいい曲が多いイメージ。

そしてサビラストの「Leap High Leap High」で腕を突き上げながら前後にステップ→ジャンプの振付は

みんな輝きすぎて、おじさんにはあまりに眩しすぎる……!!!

 

デビューしたのは11人だったけど、番組に参加してくれた96人みんな、最高のアイドルだったよって伝えたい……!!!!

 

&ME/NALALA

作詞:HASEGAWA, Jung Hohyun(e.one), Ondine, BYMORE

作曲:Jung Hohyun(e.one), BYMORE, Ondine

編曲:Jung Hohyun(e.one), BYMORE, Ondine

 

PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLSのコンセプト評価(35人まで絞られた後)のために作られたオリジナル楽曲

「ハイッ!」っという加藤心ちゃんの敬礼から始まる壮大なサウンドいいんですわ!!!(心ちゃんの王子様みたいな衣装めっちゃすき)

転調とリズムがころころ変わる感じはアニソンっぽいな~と思いつつ、間奏でダンスブレイク入るのはやはりK-POPぽい。

Cメロの今、力いっぱい飛んで「いけ」←ここで被せ貫通するくらいの声が最高な笠原桃奈さんパートから突き抜けるような海老原鼓ちゃんのパートに繋がるの好きすぎる。鼓ちゃんはマジで高音がスカーンと出るので聞いていて気持ちいい。

他に好きなパートでいくと「倒れてもまだ飛べるよ」←この会田凛ちゃんのパートが本当に好き。ME:Iではデビュー出来なかったけど応援してます。

Butterfly→But I flyとか言葉遊び的なフレーズも素敵

 

TOXIC/Charm Holic

作詞:Rose Blueming

作曲:KZ, HONEYSWEAT, B.O.

編曲:HONEYSWEAT

 

こちらもPRODUCE 101 JAPAN THE GIRLSのコンセプト評価のために作られたオリジナル楽曲

曲の世界観が一発でわかるイントロっていいですよね。個人的にはあまりK-POPに詳しくないのでこういうサウンドを聞くとお、K-POP~ってなる。

妖艶さが曲全体に満ち溢れていて、振付もしなやかで色っぽい感じがいい。

この曲で特に好きなのは高畠百加さんと高見文寧さんのボーカル。 高畠百加さんの声、本当に好きなんですよぼくは…… 想像以上もそうだけど修正入っても一瞬で誰の声かわかる声質って本当に天賦の才!

1:24~の「ジャマスルモノジャマスルモノ……Uh 邪魔するもの捨てて」のフレーズ、最高すぎて痺れる!!!

そして高見文寧、歌が上手すぎる。音程は合う声量もあるニュアンスの付け方も上手い!

この曲の歌詞じゃないけど一瞬で中毒になる声ですわ!

 

想像以上/PRODUCE101 JAPAN THE GIRLS

作詞・作曲:Jung Hohyun(e.one), Sophia Pae, Rose Blueming

 

これまたPRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS関連。デビュー評価(20人まで絞られた後)のために作られたオリジナル楽曲

時計の針が進むようなSEで隊列が徐々に開いていって弾けるSEとともに村上璃杏ちゃんが前に出てくるところほんま好き。

この曲のいいところはとにかく流れるような展開!気が付けば曲が終わってる感じ。

とにかく10人みんな輝いてるんだよな~~~~

璃杏のビジュ良い!坂口梨乃ちゃんのラップいい!劒持さんの色気!桃奈メボいけるやん!

会田凛のMyrunway、マジで輝いてる!!!心菜の笑顔!!!!田中優希はマジで足3mあるな!!!!!

百加のイッマジネッ!!!北里理桜の華やかさ!

櫻井美羽さんの「星のようDress Up ほら Make Up」のとこでコンパクトミラー開くような振付と笑顔(1:00~)、ラスサビで囲まれて踊り狂うところ(3:18~)、この世の宝です。

 

とにかくみんなの輝きに目移りしている間に曲が終わっちゃう。恐ろしい。

デビューした11人に文句あるどころかみんな好きなんだけど、この想像以上の10人衣装もビジュもダンスもどれも本当に良くて……  10人でデビューしてほしかったという気持ちが抑えられない…… 

それくらい最高でした

 

声優・アニソン関連

 

鈴がなる日/三森すずこ

作詞:中村彼方

作曲・編曲:佐藤純一(fhana)

 

今年の声優曲個人的No.1

この曲は本当に全部素晴らしいんだけど、特に作詞面が大好き。

プロの技とはこういうものか……!とまざまざと見せつけられた感じがする。 特に好きなのが2番の歌詞

「心が震えるそのたびに小さな一つの鈴がなる

いつも支えてくれてるみんなの声が 背中を押して

ああ この鈴をならしてくれた

今だけ静かに 鈴 ならそう すやすや眠る姿 眺め

君の… 君のこんなにも小さな体まで 届いた温もり」

 

ファンからの愛が自分に伝わってそれが巡り巡って自分の子が生まれるって歌詞、男では絶対に書けない歌詞だなと衝撃だった。 そしてあまりにも美しくて素晴らしい…… 

三森すずこさん・作詞の中村彼方さんがともに母になったからこそ、書けた歌詞だろうな……

他にも「小さな手は」「大きな何か掴むためだった」という対比の部分も好き。

そしてこの曲で「鈴」というワードが出てくるけど、サウンド面では鈴が鳴ってないことで「鈴」とは心を動かすなにか、と想像の余地を残しているところも好きな部分

あとはラスサビの「世界は」広いと知ってからの部分のメロが微妙に変化するの本当に狂おしいほど好き!!!!

他にもイントロのD♭→C→B♭→A♭→G♭→F→E♭とベースラインが下がっていくコード進行が気持ちいい……。(クソ雑魚耳なので耳コピ間違ってても許してほしい)

それに対して「大きな何か掴むためだった」の部分ではG♭→A♭→A→Bと上がっていて高揚感が伝わってくるところも……最高です…… ライブで聴きたい……

 

体温/坂本真綾

作詞:岩里祐穂

作曲・編曲:古閑翔平(ユアネス)

ストリングス編曲:河野伸

 

坂本真綾 さんの11th Album「記憶の図書館」収録曲

Fate Grand/Order 2部後半のテーマソング「躍動」でも提供してくれたユアネスの古閑さん曲

古閑さんはメロディアスでドラマティックな展開の曲を作る人だなぁと感じる。

そこに岩里祐穂さんの作詞となれば一つのドラマが出来上がるのは自明の理

 

大サビの入り(唐突なその終わり方が~)で一瞬ブレイクがあってから楽器が入ってくるとこは最高にテンションが上がる。 体温1889434989523℃くらいなってまうよこれは!!!!

 

Anything you wanna be/坂本真綾

作詞:坂本真綾

作曲:比喩根(chilldspot)

編曲:堂島孝平

 

こちらも坂本真綾さんの曲 11th Album「記憶の図書館」収録曲

基本1アーティスト1曲で考えてるけど坂本真綾さんは絞りきれなかったので2曲!

歩きながら聞くと思わず歩調が弾んでしまうよな曲。 一音一音ハッキリ切るように歌っているのとドラムの軽やかさがこの跳ねる感じを醸し出してるのかな~

作曲の比喩根さんについては浅学だったから存じ上げなかったんだけどこの曲聴いたら他の曲も聴きたいって当然なるのでchilldspot勉強中です。

 

詩超絆/MyGO!!!!!

作詞:藤原優樹(SUPA LOVE)

作曲・編曲:横地健太(SUPA LOVE)

 

BanG Dream!通称バンドリシリーズの8番目のバンド

 

まさか自分はバンドリにハマるとは。

 

信頼できるフォロワーの方々が口を揃えて面白いというから見たらめちゃくちゃ面白かった!

MyGO!!!!!のいいところって展開のためにキャラが動いていないというか、このキャラならこうするだろうなって 行動が積み重なった結果ストーリーが有機的に動いていくところなのかな~ってなんとなく思った。

そうやってキャラが「生きて」いることでぶつかって、それでもバンドをやってしまう……っていう

アニメ10話とこの曲の組み合わせはあまりにも卑怯すぎる。こんなんみんな好きやろ……

楽奈のギター→燈のポエトリーリーディング→愛音がそよにベースを渡す→立希のドラム→愛音がギター弾く→そよが自分からステージに上がってペダル踏んでベースを弾き出す→燈が歌う

この流れ、あまりにも美しすぎる……これこそアニソン…… 数学界のオイラーの等式、蝶界モルフォチョウ、アニソン界のMyGO!!!!!……

 

Rain of BulletsXX/HY:RAIN「黒金 蓮(CV.芹澤 優)、唐林青葉(CV.高瀬くるみ)、唐林絃葉(CV.久保田未夢)、氷海菜花(CV.高柳知葉)、苗川 柔(CV.香里有佐)」

作詞:牡丹

作曲・編曲:藤井健太郎(HANO)

 

TVアニメ「シャインポスト」のライバルポジションのユニット曲 

 

シャインポストはマジですぐそこが聖地なので一回見ないとな~と思って幾星霜。

アニメのことはおいといて、シンセブラスマシマシのイントロ~アウトロとか00年代後半~10年代前半のアニソン感がたまらん。

Bメロのサビ前の「邪魔しないで」「阻むものは」とかサビ終わりので楽器隊のキメが入るのとかいい意味で臭くて最高! 2番Aメロでちょいダサいラップっぽいパート入るのも懐かしさを感じる。

フルで聴くと(上のYouTube動画はショートver)2:03~で飛びポイントあるのも高まる!曲中に一回しか出てこないポイントでしっかり飛べると脳汁ドバドバ出るからライブで聴きたいな~

あとはサビの『唇なぞる真っ「赤」なルージュ』この「赤」の部分でファルセットになる芹澤優パートがめっちゃいい!

この曲といいJUNGLE FIREといい芹澤優のボーカルの良さに気づいた一年だった。

BEYOOOOONDSの高瀬くるみさんが参加しているユニットなのでハロヲタの皆さんも是非!

 

My Own Story/鈴木みのり

作詞:坂本真綾 

作曲・編曲:北川勝利(ROUND TABLE)

 

3rdアルバム「fruitful spring」のリード曲。

このアルバム自体が凄く名盤なんだけど、とりわけこの曲が良かった。

このアルバムを最期にフライングドッグを離脱(レーベルはもちろん、事務所もフライングドッグ主導のとこから青二プロダクションに移籍) して、本人が演技に集中したいみたいなことを方々で言っているのでキャラソンを除いた個人名義の曲はしばらく歌われなさそうだ……

音楽活動続けてくださいほんまにお願いします。Crosswalkとこの曲を生でまだ聞けてないんですよ僕は……

そんなことはさておき、楽曲としてはあまりにも真っすぐすぎる歌 

最初は5周年だから振り替えるような歌詞なのかなと感じていたけど、先述した移籍の件が発表されてからはまた、捉え方が変わった。

これはきっと坂本真綾さんから鈴木みのりちゃんへの激励の手紙なんだなぁと思えるというかなんというか。

元々坂本真綾さんに憧れてFCまで入ってたような子が同じレーベルでデビューして、作詞の提供もしてもらって……という中で レーベル移籍を考えるって言うのは相当な決意だろうなと想像できるし、そんなみのりちゃんへ背中を押すようなメッセージに思えてくるんですよね(ヲタク特有の深読み)

そして北川勝利はやっぱこういう切ない曲を本当に書くのがうまい。

コーラスワークの美しさ、佐野康夫さんの軽やかだけど力強いドラム、少し泣きそうな感じすらある歌声が混じり合って本当に素晴らしい楽曲。

 

SWEETEST BITE/シーズ

作詞:Co-sho

作曲:小久保祐希、YAGO

編曲:YAGO

 

アイドルマスターシリーズの一つ シャイニーカラーズ(ブラウザゲー)通称シャニマスの中の一ユニット K-POP的なサウンドが特徴の二人組。

 

とにかくこの曲は聴いていて軽やかな疾走感が気持ちいい。

ギヴィッ トゥミ ギミッ モアッ←サビのここのリズムほんますき

ゲーソンとJ-POPなメロディとK-POPがいい感じに混じりあってるので K-POP苦手な人はシーズからサウンドに慣れるのがいいんじゃない?とわりかし本気で思ってる。

シーズ単独があるならいくけど一生ないからまたどっかのシャニマス周年ライブいくか……

 

JUNGLE FIRE feat. MOTSU/芹澤優

作詞・作曲:MOTSU

編曲:大久保薫

TVアニメ「MFゴースト」オープニングテーマ

 

THE・エイベックスサウンド!!!!!!2023年にこんなコテコテのユーロビートが聴けるとは。頭文字Dの系譜であるMFゴーストがアニメ化してくれて良かった。

生歌もいいし、最近芹澤優好きかも……しれん。

そしてハロプロ御用達である大久保薫さんの編曲でございます。(自分としてはアニソンで名前を知ったのでハロプロでも大久保薫さんやんけ!!!ってなった)

サビの「ジャンゴーパイヨー」の振り付けもわかりやすくてやってて楽しい!そしてmotsuさんのラップがはっきり聞き取れるし強弱の付け方が本当に良い~~~!!!

 

Choir 'S' Choir/Ave Mujica

作詞:Diggy-MO’

作曲・編曲: 角本麻衣 (SUPA LOVE)

 

BanG Dream!通称バンドリシリーズの9番目のバンド←多い

 

ゴシックなイラストからRoseliaと結構被る部分があるんじゃないかと思ったら上手に差別化したなぁというのが楽曲・MyGO!!!!!アニメを見ての感想。

Roseliaよりも彩度が低め・耽美・ヘヴィな感じが楽曲からも伝わってくる。

7弦ギターツイン・5弦ベースはやりすぎてて笑う。メンバーも楽器の演奏力重視で選んでる感あるから結構捻った曲が続きそう。

曲の方の感想でいくと、Diggy-MO’提供の歌詞がいい!ヒップホップ畑の人だったからこういったアニソン・バンド系に作詞提供するのは意外だったけどこれがいいんですわ。 やっぱ韻の踏み方・メロディのリズムへの乗せ方がうまいから聴いていて気持ちいい!

Ave Mujica(曲名)とChoir 'S' Choirどっちを挙げるかな~と悩んだけど、先述したとおり詞とメロの合わせ方が気持ち良かったのでこちらに(Ave Mujica(曲名)だけ作詞が違う)

あとはボーカルの佐々木李子さんが歌うめぇんですよね~~~ 

1:27くらいの『唇がわ「た」しを貪るの』の「た」の部分がアタック強くて破裂音みたいになってるところ、マジで上手い人じゃないと出来ない芸当だ~~!!!!

2:32~の2番サビ入る直前にサイレンのようなエレキギターのフレーズとか、3:34のうねって残響するギターとかも陰のある世界観が伝わってきていい……

 

あと曲そのものには関係ないんですけど!MyGO!!!!!劇場版があるとはいえ!Ave Mujica編のアニメが2025年1月は流石に遠すぎる!

 

…and Rescue Me/Rainy。

作詞:AZUKI七

作曲・編曲:宮崎京一、清水"カルロス"宥人

TVアニメ「名探偵コナン」エンディングテーマ

 

作詞AZUKI七(GARNET CROW)←生きとったんかいワレ!!!!

実際これで作詞家活動再開みたいな感じらしいです。そして詞があまりにもAZUKI七

一番好きなフレーズは「‘幸福’みたいな曖昧な定義(もの)を 追いかけてここにいる」ってとこかな~。

そしてサビのメロディが細かく刻むようなリズムなのに対してバッキングのコードチェンジが白玉多めのゆったりした感じでメロディの良さがグッと引き立ってるところが凄く好き。

『二人のまま「繋がって」いたい』の「繋がって」の部分が多分D#dimなんだけどその不安定な響きが願いの切実さを上手く表現してるな~と感じられて良き。

ラスサビだけ「希望 戸惑い 彷徨う情熱 ... Rescue Me 」のとこで楽器隊がキメるものいいわ~~~ アニサマの生歌も良かったし、末恐ろしい15才だ……

 

眠らされたリネージュ/JUNNA

作詞・作曲:石川智晶

編曲:白戸佑輔

TVアニメ『魔法使いの嫁 SEASON2』第2クールオープニングテーマ

 

作詞作曲が石川智晶さんの時点で期待していたらそれ以上のものをお出しされて 狂ったようにリピートしていた曲。

今年の全楽曲でも個人的に1、2を争うくらい刺さった!

いやこれ作曲も編曲も変態過ぎませんか?メロディは上に下に移動しまくるし、後ろのストリングスやピアノはスケール外の音も使いまくって不穏さ漂わせまくるし、ドラムのフレーズもめっちゃ細かい!

そしてその根底にあるのは魔法使いの嫁という作品をきちんと解釈してフィロメラとリズベス(フィロメラの祖母)の愛憎が入り交じる感情の移り変わりを石川智晶節で表現した凄まじい歌詞!

これを曲で表現しようとするとこんな変態的な曲が出来るんだな……(褒めてます)

そしてそのヤバい曲を歌いこなすJUNNAの歌唱力もまた驚異的。

 

個人的にアニソンの歌詞で作品の要約で留まっているものはあまり好みものではないんですよね(それも作品に寄り添ってくれているとは思うし、さらにいうなら商業的な都合であえてそうしている場合もあるだろうけど)

作品の世界に一歩踏み込んで、その世界の行間だったりを自分の言葉で表現出来ているものこそがアニソンとして素晴らしいものだと思っているので……

そしてそれの最たるものが石川智晶さんだと思っているので、今回もやっぱり唸ってしまった。最高です。

アニソン歌詞論はおいといて、個人的に刺さったフレーズたちは↓。

「類い稀な羽を持たされ 使わずして尚も愛を乞う」 羽を持っている=羽ばたいてどこへでも行けるというのに、それでも地に這いつくばる=乞うてまで愛を求める切実さが伝わってくる。

「ドアの外になおざりにされた傘よ私は」 必要なときだけ露払いとして使われるけど、家の中=肉親として認められていない?

「鍵穴から覗いた想空が 美しい季節並べても 私の明暗はあなたの声でした」 チセたち友人達といることがどれほど幸せな世界だとしても、自分を左右するのはリズベスであることを表している?

 

作品をどう解釈したらこれほどまでに一つの世界を表現できるのかわからないですよぼくは……。

 

それほどまでに求めていたのに「何度目かの冬が教えた これ以上の愛はないだろう」と 気づいて

「あなたを最果てに連れて行くのは私」「あなたの残り火を消せるのは私だけ」と決別する決意を固めるという心の変遷を描いている様とか、 言葉の解像度が常人のそれと違いすぎる……。

この歌詞全てが素晴らしいけど自分の貧困な語彙で伝えきれない……

 

曲の部分でいくとサビの終わり部分である「私の幹 でした でした」のメロディーが下降していく部分が好き。リズムを後ろでとっているのもフィロメラの躊躇いを感じられていい……

「あなたの残り火を消せるのは私だけ」の部分も1番とラストで声の抜き方が違うのが心の移り変わりが伝わってきて胸に刺さる……

ダークな世界観にスパニッシュギターとタンゴで情熱的な部分が加わることで愛憎渦巻く様がサウンドでも伝わってくる。本当にこの曲は凄いんですよ…… 聴いてください……

 

ホワイトノイズ/Official髭男dism

作詞・作曲:藤原聡

編曲:Official髭男dism

TVアニメ『東京リベンジャーズ 聖夜決戦編』オープニングテーマ

 

AメロBメロを繰り返して「なるほどこういう感じの曲なのね」って思わせたところに真のサビが出現して!?!?!??!っと震える恐ろしい曲

イントロはギターのリフのかっこよさ+少し不安感を抱かせるサイケデリックなイントロのストリングスの駆け上がり/駆け下がりがフレーズが最高にいい……!

そして藤原聡さんの必死な感じが伝わってくる力強い高音凄すぎる

「運命に殴られても 痛くも痒くもないと」←ここがマジで心臓が高鳴るくらい好き

 

東リベは原作もアニメも見ていないので歌詞・曲調合っているかはわからないんだけど、髭男はもう絶対に合ってるのがわかってる。

米津玄師もそうだけどこんなに高いレベルで作品に合わせられるならそりゃこっちにアニメタイアップいっちゃうよな~~と思う。(それで一般アーティストにアニメタイアップが流れていった結果、90年代アニメのタイアップ曲みたいだな!?ってのが散見されるようになってきたけど)

 

髭男もワンマンライブ行ってみたい……

 

地球儀/米津玄師

作詞・作曲:米津玄師

編曲:米津玄師・坂東祐大

君たちはどう生きるか」主題歌

 

作品を見て、宮崎駿の半生を勝手に想像して、ということはこの曲も……ってなって本当に何度も繰り返して聴いた。自分でも気づいてなかったけどSpotifyで今年の再生数No.1になってたくらいに聴いていた。

静かなピアノとバグパイプから、語りかけるように入る歌い出しで、一気に世界に引き込まれる。

歌詞が本当にどこも好きなんだけど特に好きなのが「この道が続くのは 続けと願ったから」っていう部分 続いて欲しいという強い願いと、実際に続けられるくらいに結果を出し続けて道を繋げてきたプロフェッショナルたちだと痛感するというか……

メロディの面だとラスサビの『飽き足らず描い「てゆく」』←ここでメロディが三連符になるところが、地球儀を回して最後に勢い良く回して終わらせる感じみたい(分かりづらい表現)で好き。

この曲が好きなところは上でも挙げた通り色々あるんだけど一番は「間」

一つ一つの言葉が胸に染みていく時間がきちんとあるなぁと。 いつか生で聴きたい。

きっと聴く度に違う面を見せるプリズムのような曲だから時間が経てば違う感想が出てくるだろうから、しっかりと噛みしめたい。

 

BLUE CYALUME/安月名莉子

作詞・作曲:安月名莉子

編曲:ZAQ

 

KADOKAWA所属のアニソンシンガー安月名莉子さんの1stアルバム「BLUE MOON」リード曲。

アニメタイアップでは提供曲ばかり歌ってきたけど本人作詞作曲でこれだけ書けるならアニタイでも書いて欲しいな……

アニソンシンガー冬の時代ということもあって、なかなか厳しい環境の中での叫びのような歌詞が胸を打つ。

「まだ絶対死ねない 当たり砕けたい」

「自力で這い上がるのさ」

「私が連れて行くから」

とかファンをこれでもかと煽る歌詞、最高すぎる。

まだ絶対~の部分はメロが詰まって早口気味になってるところもマジでいい。

 

今年はワンマンライブ行くぞ……(この記事内だけで何回言っとるねんってフレーズ)

 

REALiZE/LiSA

作詞:LiSA

作曲・編曲:堀江晶太

映画『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』日本語吹替版主題歌

 

気がついたら曲が終わっているくらい疾走感フルスロットルな曲 イントロからもう高まる感じですよね ライブも良かった Bメロでいったん緩やかになってからサビのメロディ詰め込むことで、アクセル全開になった感じがいい

 

青く、青く/藍井エイル

作詞:GA-HA-(藍井エイル共作)

作曲:GA-HA

編曲:永見和也

 

SACRA MUSICと事務所を離れることになった藍井エイルSACRA最後のリリース曲

一応スマートぱちんこ ソードアート・オンラインのタイアップらしい。

奇しくも本人がずっと大事にしている青がテーマ

藍井エイルはアニソンシンガーでアニメタイアップの曲も凄くいいんだけど、個人的にはノンタイアップの曲が不器用な本人らしさが出ていて好き。

この曲も、理想と現実の間でもがいている感じがいい。レーベル&事務所移籍を踏まえて聴くとあまりにも真っ直ぐな強い決意を感じられる。

間奏の転調、歌声だけになるサビ、徐々に同じフレーズでもバックの演奏が盛り上がっていって最後に畳み掛ける展開、こんなん嫌いなオタクおらん!

またワンマンライブ行きたいから体と心を大事にして頑張ってくれ~!

 

アイドル関連

 

プライド・ブライト/Juice=Juice

作詞・作曲:山崎あおい 

編曲:鈴木俊介

 

ハロー!プロジェクト所属のアイドルJuice=Juiceの17thシングル

 

Juice=Juice×山崎あおい=勝利、1+1=2並に自明の理なんですよね!!!!!!!

 

貼ったのは初披露時のライブ映像だけど歌いだしの段原瑠々さんヤバくないですか?????

声の圧がほんますごい 気づいたら刺さってる。

見所はたくさんあるけど個人的にはやっぱ3flower(有澤一華ちゃん・入江里咲ちゃん・江端妃咲ちゃんの同期3人を指します)の成長が凄まじい点を挙げたい。

歌い出しの瑠々ちゃんの次に江端妃咲ちゃん!?!?!って驚きとしっかり歌でバチバチやってるやん!ってなる感じや2番で微妙にメロが変わって盛り上がる「重力逆巻く~」パートで植村あかりさんと最高のパートを歌い上げる有澤一華ちゃん、そして入江里咲ちゃんの曲のラストを〆る「プライド」の力強い声と不敵な笑み……!!!!!

経験を積んだオリジナルメンバーが続々と抜けていく時期に加入したから、比較されて大変だったろうに……

どれほどまで真摯に努力を重ねてきたんだと思わせてくれるパフォーマンスを見せられておじさんはもう語彙がなくなってしまうくらい驚きました!!!!

そして年齢の割にしっかりとキャリアを重ねてきてもはや貫禄さえ出てきているゆめりあい(工藤由愛・松永里愛ちゃんのコンビ)とか、自分のパートでしっかりと魅せてくれる井上玲音さんとか、ダンス最高なさくりんご(石山咲良ちゃん・遠藤彩加里ちゃんのコンビ)とか……

とにかくもう今のJuice=Juice最高なのでみんな現場にきてください!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

求めよ…運命の旅人算/BEYOOOOONDS

作詞 : 児玉雨子 

作曲・編曲:星部ショウ

 

ハロー!プロジェクト所属のアイドルBEYOOOOONDSの4thシングル

 

この曲はとにかくメロディが最高。明るいのにどこか泣けてくる……

ビヨはみんな歌が上手いけど曲がコミカルすぎてなかなか繰り返し聴いてなかったんだけど、この曲はコミカルさが程よくて死ぬほどリピートしてた気がする。

プラマイパラッパーで声出すとことかクラップが要所要所で入るのも盛り上がれて最高にいい!

あと2:55~の西田汐里ちゃんのホイッスルボイス、最高すぎません!? 本人の笑顔も相まって最高ですぎてオタク特有キモスマイルになっちゃう。

佐野夏水さんという信頼できるスタイリストさんが選んだ衣装も最高にかわいい。 (ハロプロ関連だと他にはOCHA NORMA『お祭りデビューだぜ!』の衣装とか担当されてます。)

カーキ・暗めのベージュ主体の衣装にメンバーカラー合わせるとかセンスない人間がやったら大事故必至なののに、こんなにみんな可愛いの最高すぎる。

 

行かなくちゃ/竹内朱莉(アンジュルム)

作詞・作曲:堂島孝平

編曲:炭竃智弘

 

ハロー!プロジェクト所属のアイドル アンジュルムの2代目リーダー竹内朱莉さんの卒業ソロ曲。

 

堂島孝平さんいい曲をありがとうございます……!!!

まさか坂本真綾さん界隈でお世話になっていた方が同じようにハロプロ(というかアンジュルム)にハマって楽曲提供までするんだから面白い!

曲はというと疾走感のある切ないメロディが本当に良い 竹内朱莉さんが走りながら去っていく情景が浮かんでくる。

「愛しくて離れがたいのは 心を尽くしてきたから」というフレーズが最高に好きなんだけど15年アイドルをやり切った人だからこそ 心を尽くしたって言葉の重みが伝わってくるんですよね……

Cメロの本人の雅号『煌舞』と名前をかけ合わせた「灯し続けた小さな明かりは」「煌めきだして 舞い上がっていくよ 道を照らす」って歌詞はファンとしての視点を持つ堂島孝平さんだから書けた歌詞だよなぁ

作詞って語彙力もそうだけど平易な言葉を組み合わせて、そこにあるけれどうまく言葉に出来ないことを表現するかが肝だと勝手に考えているのでその点でいけばこの曲はほんま完璧です。

他にも練習し続けた日々を「何度も踊ってた 鏡の自分と」って表現するところも好きです……

 

卒業ソロ曲が良ければ良いほど卒コン以外で聴く機会がないのが辛い!

 

裸の"Mew"/小片リサ

作詞:大森祥子

作曲:Funk Uchino・Erik Lidbom

編曲:Erik Lidbom

 

今回ピックアップした曲の中で唯一サブスクも視聴動画もない曲。

そういうところですよアップフロントさん……(ハロヲタ以外の方に説明するとハロー!プロジェクト関連の事務所です。)

 

だけどこの曲がめっちゃいいのよ!!!!!!!!!!!

気持ちを抑え込んでしまっていたことを「私は不実でした」って表現する悲しいフレーズが透き通った声と相まって、胸に迫ってくる。

小片さんは本当に自分の魅せ方が上手い。 2番サビ終わりの「けど思い出で会う君はいつも笑ってる ずるいな、もう」の部分、語尾でうっすらエッジボイスがかかるのが好きすぎる~~~~~!!!!!!

シンプルな曲だけど凄く質の良い曲と繊細な歌声でニュアンスをつけられるの小片リサさんの相性が最高すぎる……

小片リサさんの曲はハロヲタだけじゃなくてウィスパー系の声質、メロディに対して繊細にニュアンスをつけられる歌手が好きな人は絶対刺さると思うので、是非この曲とか「どっち」とか聴いて欲しいですね!

 

今年は絶対ワンマンライブいきます!!!!

 

ラストノートしか知らない/=LOVE

作詞:指原莉乃 

作曲:塚田耕平

編曲:湯浅 篤

 

「ズルいね ズルいよ」「あの子コンプレックス」とかから思ってたけど指原莉乃の描く報われない女子の歌詞好きすぎる

「メッセージ 右側傾く」←これだけで自分がLINE送ってばっかりで相手からはあんまり返ってこないのが表現されてて膝を打った。

きあらちゃん、そんな男はやめておきな!

身も蓋もない言い方をすると夜しか会えない関係=……ってのを香水のラストノートしか知らないって叙情的に表現出来る指原莉乃の歌詞本当にいいよね……

秋元康に変わって48G、坂道、ホワイトスコーピオン、22/7……etcの恋愛系の曲全部お前が書いてくれ!!!!!!!!!!

そしてあの子コンプレックスの「知らないバニラが香ったとき 魔法が解けてく」って歌詞でも感じたけど

女性の方が、こういう五感を使って相手のことを察すると能力に長けてるんだろうなと思えて男からしたら怖いね!

作曲の塚田耕平さんと=LOVEの組み合わせも強いよな~~~~

 

FANFARE/INI

作詞:CHAKUN(VILLAINX)・ELLUII(VILLAINX)・J6(VILLAINX)・Toru Ishikawa・YHANAEL

作曲・編曲:CHAKUN (VILLAINX)・ELLUII (VILLAINX)・J6 (VILLAINX)・1LLEVEN (VILLAINX)

 

PRODUCE101 SEASON2から誕生した男性グループ。

日プ女子を見てたから過去の番組で誕生したグループも聴くか~って色々聴いた中で一番いいなと思ったのがこの曲。

ギターリフの感じとかサウンドがわりかしJ-POPよりの曲で好き!だけど踊りたくなるリズムはやっぱ根底にK-POPがあるんだな~

3分ほどの曲とは思えないほど目まぐるしい曲構成なのも印象的

サビ(0:48~)の西洸人くんのミリタリーっぽい衣装でのダンスかっこヨ~ 

藤牧京介くんの歌声と池崎理人くんのラップもすき

 

ME:Iのお兄さんグループなのでJO1含めしっかり勉強します!

 

その他

 

キリエ・憐れみの賛歌/Kyrie(アイナ・ジ・エンド)

作詞・作曲・編曲:小林武史

映画「キリエのうた」主題歌

 

本人主演作品の主題歌 

Salyuを通ってきているのでコバタケサウンドには抗えない……。

ザラつきのあるアイナ・ジ・エンドの声と、綺麗なストリングスが混じりあってほんま良い曲。

アイナ・ジ・エンドはBiSHのイメージが強いから叫ぶように歌うイメージだったけど、この曲は訥々と歌ってるのが印象的。声で曲に陰影を付けるのが上手いのか!と今までのイメージが良い意味で変わった。

メロディ・歌い方がゆったりとしているのに対して、後ろで鳴ってるドラムがマーチのリズムなのが、前に進もうとしている心の移り変わりを表現してるのかなと思えて好き。

Cメロの「歩き出しても~」の部分でF→E♭に転調して曲全体の雰囲気が一気に変わるところも歌詞と噛み合ってて凄くいい。サウンド的にも2番から徐々に盛り上がってきてここで爆発する感じで、こういうのはやっぱ作詞作曲編曲一人で出来る人の強みだよなぁ。

 

 

 

というわけで個人的に良かった2023年の楽曲たちでした。

2024年も最高な曲に出会えるといいな!!!

そして去年はあんまり声優曲・J-POP方面とか聴けてなかったな~と振り返りながら思ったのできちんとdigる一年にしたいですね~ 

 

色々な現場に顔出すと思うので被ったときはご挨拶させてください!

 

そして人の感想見るの大好きマンなのでみなさんの良かった曲とかコンテンツも是非教えてくださいね!

 

ちなみにAIにこの記事のタイトル考えさせたらこんな感じでした

AI

 

そそられなさすぎる~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

おわり

アニソン&声優オタクが初めてハロプロ現場に参加してみた(続・花鳥風月 10/3名古屋 鳥公演感想)

コロナ禍の最中にハロプロにハマった。

ハマった経緯はまた別で書きたい(書くとは言っていない)

 

まぁそんなわけでライブも行きたいな~~~!!できればグループの単独コンサード、具体的にJuice=juiceかアンジュルム!!!って感じだったんだけど、なかなか単独コンやらないと思ったらキャパ半減の中、卒コンラッシュになったのでにわかが席を奪うのは申し訳ない……

というわけでハロコン続・花鳥風月(ハロプロの全グループメンバーがシャッフルされて花・鳥・風・月に別れたコンサート)でハロプロ現場デビューを飾ることにしました!

 

そんなこんなでやってきたのはライブ勢にはお馴染み名古屋の日本特殊陶芸会館フォレストホール。参加するのはにわかながら気になっているJuice=juiceの植村あかりさんがいる鳥公演!

 

前日に風公演に参加した友人と友人のフォロワーさんと色々お喋りしてめちゃくちゃ高まった状態での参戦。4F席1列目ほぼ中央なのでめちゃくちゃ全体のフォーメーションが見やすい!

というわけで以下簡単に各曲の感想(公式がYoutubeにMVやら上げてる分はリンクをつけてる)。

セトリバレしてるので見たくない方は回れ右

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

01.ポップミュージック[Juice=Juice]/全員

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一瞬なんでこれが一曲目なんだろうな~って思ったけど鳩ポッポ=鳥だからってことね!納得!

夢羽ちゃんの「ちゅるちゅるぷにゅタピオカミルクティ」の部分、気持ちいいくらいに突き抜ける高音だったから思わずマスクの下でムホホホって感じの表情になってしまいました。

あとめっちゃスタイル良くて美人でしなやかなダンス踊る人はだれ!?!??と思いながら見たら笠原桃奈さんでした。この曲に限らずパフォーマンスが好みで卒業発表されてなかったら間違いなくハマってたな~となんとも言えない気持ちで見てた。

 

02.ビタミンME[BEYOOOOONDS]/全員

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ビヨの曲だと一番好きかも 

西田汐里ちゃんの「わたしには可能性がつまってるんだぞぃ!」の部分が大好きなので生で聞けて良かった~~~~ 声も表情も仕草も可愛すぎる

 

03.ガラクタDIAMOND[つばきファクトリー]/全員

90年代前半の香りがする楽曲 初めてフルで聞いたし、めっちゃ好きな感じやけどつばき全体で披露してないのにハロコンで解禁なのは?????どうなんだろう????ハロプロでは結構あることなのかな????

 

04.微炭酸[Juice=Juice]/全員

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松本わかなちゃんの「好きがこぼれた」のパート良きですわね~~~

楽曲の主人公もちょうどわかなちゃんくらいの年齢の子じゃないかな~って勝手に思ってたのでハマってるな~って思いながら見ていました。というかわかなちゃんもお歌がうまい

あかねちん(羽賀朱音さん)のパートも湿り気のある声が曲にピッタリ合ってて印象に残ったな~

 

05.臥薪嘗胆[アンジュルム]/新人除く全員

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笠原桃奈さんと松本わかなちゃんが踊るパート?で衣装も相まって桃奈が優雅で美しかったのとわかなちゃんのニコニコしながらリズムとってる感じが対照的で良かった。あとこの曲が終わったときに小田ちゃんがステージ上に落ちてたものを袖に向かって投げたんだけどなんだったんだろう。投球フォームがめっちゃ綺麗だった。

 

06.わがまま 気のまま 愛のジョーク[モーニング娘。]/新人除く全員

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小田さくらさん、機能性発声障害ということでパフォーマンスを制限するとあったのでどんな感じなんだろうと思ってたらこの曲の「愛されたい」パートを聞いてとんでもない人だなって思った。調子が悪くてこれなら体調が万全なら……?と震えた。映像で見てても娘メンでひとり抜けた歌唱力持ってるってのはわかってたつもりだったけど現地で聞くとこんなにはっきりと上手さが感じられるもんだなぁと。

あとあかねちんもそうだったけど娘メンが前半に着ていた花をあしった衣装がかわいい。すき。

そして植村あかりさんの「あ~~~い~~~~さ~~~れ~~~~~~た~~~い!!!!」を聞いてこんな人を愛さない奴おる!?!?!????って半ば逆切れ&好きって感じでめちゃめちゃになってた……植村あかりさん……好き

あと1番Bメロの「解読出来るの?」のところでフォーメーションが綺麗な?マークになってて思わず声が出そうになった。4F席で良かった~

 

07.恋のバカンス[W]/江端・豫風

新人なのにしっかりハモれてて凄いわ、さすが研修生経験ありの二人!

江端ちゃんの素朴な声好きだわ~~~ 豫風ちゃんはこの年(13歳)にして貫禄すら感じさせるな~~~

 

08.恋のUFOキャッチャー[つばきファクトリー]/笠原・伊勢・入江・山﨑

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入江里咲さんが必死に先輩方についていってるのを見てがんばれ……ってなった!

歌声は今までのJuice=Juiceにいなかった少し少年っぽさを感じるタイプの声だな~と個人的に思いました。

今回はセトリ上ソロ歌唱聞けなかったけど、動画が凄く良かったから聞きたかった~~~!

www.youtube.com

あと今更だけどれらぴのツインテというか二つくくりかわいすぎる~~~~!!

 

09.待てないアフターファイブ[カントリー・ガールズ]/羽賀・山岸・西田

拙者ジャジーな曲大好き侍と申す。そしてこの曲の歌詞のめんどくささが似合いそうな山岸理子さん(褒め言葉です)の踊り方、しなやかで好き。

カントリー・ガールズの曲あまり聞けてないからちゃんと聞いてみないとな~

 

10.I&YOU&I&YOU&I[タンポポ]/小田・松本・谷本

谷本安美さんの4F席からでもわかる美しさはさすがやわ!そしてあみちゃんの声がいい感じにアクセントになってたな~ わかなちゃんと小田ちゃんは安定感が凄い 特にわかなちゃん、あなたキャラクターもパフォーマンスも安定しすぎてて本当に人生一回目なんか????ってなる

 

11.Uraha=Lover[アンジュルム]/植村・江口

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植村あかりさんにこの曲を歌わせると決めた人はどなたですか?私から金一封を贈呈したい!出だしの「君に大嫌いなんて言ったわ」の時点でたまらん……無理……好き……ってなってしまった。江口沙耶ちゃんの歌声、実はしっかり聞いたことなかったんですけどこれまたいいですね。石を投げれば歌うまメンに当たるHello Projectの恐ろしさよ……

ラストの「ほっとしてるくせに」の部分、今にも泣きだしそうに歌うからオタクも涙腺が刺激されてしまいましたよ……

 

12.My days for you /江端妃咲

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実はにわかオタクなので江端ちゃんの動画を見るまでこの曲を知りませんでして……

知ってから真野ちゃんの原曲も買って狂ったように聞いておりました。めちゃくちゃいい歌…… 中島卓偉……!

一つキーを上げることで原曲の思い出を振り返りながら切なく歌っていた感じから瑞々しさが溢れた今からファンのみんなに届けるよ!って感じに変わって聞こえておじさんはウルウルきてしまいましたわ。一文字一文字はっきり歌っているのも言葉を大事にしてるんだなぁって感じられて良かった。京都出身メンということで頑張ってほしい!(自分が京都出身なので)

 

13.初恋サイダー[Buono!]/豫風瑠乃

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Buono!でどっぷりハロプロにハマった身としてはもう選曲の地点でうおおおおおおお!!!って感じですわ。豫風ちゃんは全力で歌いつつ、最後少し体力が切れてたのも微笑ましい。これからの成長が楽しみですわ。

動画は豫風ちゃんの奴がまだ上がってなかったから本家のライブ映像(これがハロプロにハマったきっかけのひとつなので)

 

14.伸びしろ~Beyond the World~(Chorus Edition)[BEYOOOOONDS]/全員

いやシンプルに泣くわ。コーラスワークの美しさがまた涙腺に響くんですよね……

ビヨはコミックソングが多いですけど歌うまい子多いから直球な歌とかも欲しいなぁ

歌詞が卒業していくメンバーに当てはまる気がするから笠原桃奈さんを目で追っていました。

 

15.SHAKA SHAKA #2 LOVE カラフルライフ編[アンジュルム]/全員

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めちゃくちゃ良かったな~~~!!MVからして可愛いんだけど現場だとメンバーから伝わってくるエネルギーが半端ないね!かわいいさの塊!

 

16.こんなハズジャナカッター![BEYOOOOONDS]/新人除く全員

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みんな楽しそうに歌ってて何より。ただこの歌詞は本人たちが書いたりするならともかく、提供で歌わせるのは……???とずっと思ってたりもする。昨日少しフォロワーさんたちと話してたときに「トンチキに寄せた曲」と「真のトンチキ曲」があるって話題になったんだけどこの曲は前者な気がする。

そして夢羽ちゃんの声はほんとスコーンって抜ける感じで気持ちいいわ~~~~。

 

17.低温火傷[つばきファクトリー]/新人除く全員

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イントロから高まるんですよね!この曲めちゃくちゃ好き……

原曲よりも力強く聞こえて、ユニゾンするメンバーが変わるとやっぱ全然雰囲気変わるな~ってのとつばきファクトリーに切ない系の曲が多い意味がわかった気がした。

 

18.今すぐ飛び込む勇気[モーニング娘。'15]/全員

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もうこっからお前ら絶対泣かすわって感じのセトリだった。

恥ずかしながらこの曲ちゃんと聞いたことがなかったんですけど、なんか歌詞が今の自分の状況に少し当てはまるのもあって鳥公演終わってからずっと聞いてます。

 

19.Wonderful World[Juice=Juice]/新人除く全員

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泣く。ハロプロって他のアイドルよりも人生を肯定する感じの歌が大きい気がするんだよな~

2番Aメロの「急に降り出す雨って好きじゃないけど 時々ステキな忘れもの 七色の虹がくっきり見えたら 全てはうまくいくわ」って歌詞がいいな~って思う

雨があるから虹とか晴れの日がある的な歌詞は多いけどこの曲は「急に降り出す雨は好きじゃ無いけど」って雨が嫌ってことは否定せずに虹に繋げる歌詞なのがいいよね

 

20.I WISH[モーニング娘。]/全員

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この曲をセトリの最後にしようって考えた人は誰!?金一封を!(九曲ぶり二回目)

リリースされた当時は小学生であんまりこの曲の印象がなかったんやけど、大人になればなるほど染みる歌詞やな……

出だしの方のあかねちんのソロパート、しっかりと低音が出てて耳が幸せだった。

あかねちんの歌声好きやな~~ 

そしてまた客席の照明も上がるのがグッと来たな~~~ 一気に会場が多幸感に包まれた感じがした!

 

 

 

以上が簡単な初めて参加したハロプロ現場の簡単な感想でした!まだまだにわかだからメンバー名とか間違ってたら申し訳ない……

結構軽い気持ちで参加した初めてのハロプロ現場、めちゃくちゃ最高でした!!!!

花も風も月も見たいな…… つばきファクトリー武道館の日は休み取れないけどテレ朝チャンネルで生中継見よう…… Juice=juice横アリも休みとれたら行きたいな…… 桃奈&まーちゃんの卒コン、現場はずっと追ってたオタクの人達で埋まるやろうし配信とかLVあったら見たいぞ……

 

 

というわけで新しい沼にズブズブなさんだーでした。

 

さぁハロプロFCに入会だ……!!!!!

2020年、個人的に良かった声優曲TOP10(11)

いや~、2020年は色々ありましたね。

ライブに行って、人と飲んでってのが生きがいの人間にはなかなか辛い一年でした。

そんな中でもリリースされる素晴らしい声優ソングの数々。

そこで今年の個人的TOP10を考えたので書いていくぞ~というのが今回のブログ。

アーティスト被りなしってくらいがルールかな?とにかく書いていくぜ~~~!!!

 

……ここで重大な事実が判明。

 

 

 

 

T O P 1 0 と 言 い な が ら 1 1 曲 分 感 想 書 い て る

 

 

 

 

 ……というわけで2020年声優曲TOP11は↓こちら↓(強引に進める)

 

シャイノグラフィ/SHINY COLORS

作詞:古屋真 作曲・編曲:ヒゲドライバー

 

 

THE IDOLM@STER SHINY COLORS、通称シャニマスの全体曲。
シャニマス君は絵が綺麗だなぁぐらいの印象しかなかったんですけど友人のチエルアルコおじさんに「さんだーは絶対シャニマス好きだと思うよ」って勧められて始めました。


樋口円香……!!!!!!(あっさり沼に落ちる)


そうやってシャニマスにハマったので当然曲を漁る。
今回挙げたシャイノグラフィは2周年記念の曲らしい。

これがまぁいい!!歌詞と曲とが相乗効果でその良さを何倍にもしている。

なんでこんなに良く感じるんだろうと思って簡単に耳コピしてみた。
出だしからBメロまではB♭キー、サビで転調してD♭でええんかな。(この部分に限らずクソ雑魚耳なので間違ってても許して)
んでもってBメロの「君が見るこの背中につ<ば>さが見えるように」というパート。この<ば>の部分が最高なんですよね。

コードとメロディのみ。↑の5~6秒のとこですね。


サブドミナントマイナーであるE♭mを鳴らすことで、本来B♭スケール外の音であるF#がメロディに来ても悪目立ちせず、だけど少し雰囲気が違ってキュンとする、そんな感じを醸し出してる~~~~!!!!好きすぎる。
Bメロ終わりもいい。転調先(D♭キー)のVであるA♭で終わることで飛び立つ感&自然な転調になるの最高じゃない??
んで、Cメロ(サビ)も素晴らしい。 
同音連打しつつ、順次進行で徐々に上がっていくメロディ。

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Cメロ(サビ)始まりのメロディ

こんなん曲作ってたら逆に不安にならへん???もうちょっとメロディ動かしたくなるやろ。というか単調に聞こえかねないこのメロディをドラムロールやらでしっかり盛り上げてそう感じさせないヒゲドライバー、すき……。そりゃ小澤亜李も嫁に出来るわ……。(ご結婚おめでとうございます)

このジワジワ上昇していくメロディに「上昇中のGradation days」って歌詞当てるのが天才過ぎる。多幸感のあるメロディ……好きすぎる……。

Cメロ(サビ)は歌詞も本当にいいんだよなぁ。
「不可能から可能性に」っていう不可能⇔可能って対比じゃなく、可能性っていうのめちゃくちゃ良くない? 本来なら0と100で対比するところを0⇔1で対比してるというか。

そして何より2番Cメロ(サビ)の歌詞が白眉の出来。

 

パステルよりも繊細で モノクロームより純粋で プリズムより多彩で 世界に希望を見せたい シャボン玉色の夢は眠らない」

 

どうやったらこんなに美しい歌詞が思い浮かぶんだ????????古屋真~~~~~~!!!!!!!!

ここの部分は本当に好きすぎて聞いてて毎回泣きそうになっちゃうんだよな……。
それと、シャボン玉が虹色に見えるのってシャボン玉の膜の表側で反射してくる光と、一度シャボン玉膜の中に入って、膜の裏側で反射してくる光とが強まったり弱まったりと互いに干渉しあうからなんですよね。
この干渉ってのがアイドル同士で切磋琢磨してる感が出ててうわ~~~~~~~!!!!ってなっちゃうんですよ。
しかもシャボン玉の膜が厚いと虹色じゃなくて透明になっちゃう。つまり割れやすいものほど鮮やかな色を放つんです。これがアイドルという職業の儚さと美しさを感じさせてくれる……。

こんな歌詞を書ける作詞家って化け物みたいな言語センスだよな……。詞に限らず、素晴らしい作品を生み出す人は世界がどんな風に見えてるんだろうなって常々思う。

とにかくメロディ、コード、サウンド、歌詞すべてが渾然一体となったシャイノグラフィは最高なのでみんな聞いてくれ。

2ndライブは坂本真綾さん横浜アリーナと被っちゃったから行けないけど、3rdツアーのどこかで生で聞きたいよぉ……。


みんなで!/沼倉愛美

作詞:沼倉愛美 作曲・編曲WEST GROUND、ZAI-ON


歌手活動休止に伴って出したベストに収録された新曲。つまりアーティスト沼倉愛美として最後の曲。最後の曲もやっぱりめちゃくちゃ出来がいい!
力強くて疾走感のあるロックで、本人作詞ということもあって歌詞が泣ける。

初めて聞いたとき、まるで沼倉愛美さんの約3年間のアーティスト活動みたいだなって思った。
アニサマでのデビュー曲披露、名盤と胸を張って言える2枚のオリジナルアルバム、どうしてこれがシングルにならないのか?と思わず言いたくなるくらい魅力的なカップリング曲たち、ファンが全力で楽しむ空気でありながら度が過ぎた騒ぎ方をしない最高のオルスタライブ現場。最高に笑えた2回のファンクラブイベント。思い出が走馬灯のように駆け巡った。

沼倉愛美さんの魅力ってなんだろうな~、って考えたときに浮かんだのが「潔さ」だった。
ライブパンフレットでも語られてたけど、まだアーティスト活動を続ける選択肢はあったらしいけどその中で、自分でアーティスト活動終了という道を選んだらしいのも、なんからしいな~って思った。
あと、凄く魅力的だったのがバンドメンバーとの関係性!
東名阪ツアー2回と2回のファンクラブイベント、ラストライブっていう両手の指で足りる数のライブしかやってないのに、ただのバックバンドじゃなく、沼倉愛美さん含めて一つのバンドみたいだなって感じるくらいに息が合ってたと思う。
このみんなで!のMVにもバンドメンバーがこれでもか!ってくらい映ってる。こういうのって声優のMVでは結構少ないよね?(自分が知らないだけの可能性が高い)
でもこれがすんげぇ良くて泣けちゃうんだ。

あとCメロが「僕のすべてをかけて 命を燃やしたんだ」ってフレーズから始まるんですけど、この「僕の」って部分が沼倉愛美さんの歌声のみで「すべて」のところで楽器が一斉に鳴り出すんですよ!これがまた沼倉愛美さんとバンドの関係性みたいで泣ける……。

活動休止は悲しい。だけど、いつの間にかフェードアウトしちゃうというか、どうなったのかファンが知らない間に契約終了してたりする人が多い中で、ベスト盤のリリース&ファイナルライブがあったことはファンにとって幸せだったなって思う。
どのライブも見落とさない、忘れないって思って見てはいるんだけど、やっぱりこれが最後だってわかってて見るライブは、鮮烈に脳に焼き付いた。

もう活動休止してしまったけれど、こんなに素晴らしい声優アーティストがいたんだってことを知って欲しいので是非、ベスト盤を聞いてほしい。

沼倉愛美さん、ありがとうございました!

 

いつか旅に出る日/坂本真綾

作詞・作曲:坂本真綾 編曲:河野伸

中学生の時に好きになって応援し続けてもう17年くらい?の坂本真綾さん。
いや~~~どの曲にするか本当に悩んだ!!
躍動や独白はもちろん、配信シングルのクローバー、ベストに収録されたNegiccoへの提供曲をセルフカバーした「私へ」。この辺りで悩んだ。
でも、コロナ禍で久々に参加できたライブで聞けたこと、リリースされてから歌詞を噛みしめて聞いた結果、2020年に聞けたことに大きな意味があったなと感じたのでこの曲を選んだ。
シンプルなピアノと坂本真綾さんの透明でありながら広がりのある声が素晴らしい。坂本真綾さんの低音がめちゃくちゃ好きなんですよね。この曲だとAメロの入り「城壁から~朝日を浴びて光ってた」の部分が最高。

坂本真綾さんはクロアチアドゥブロヴニクで見た朝日がとても美しくて、それを思い出して書いたと、MCで話してた。
ドゥブロヴニクってのはユーゴスラビア崩壊に伴う紛争戦火に見舞われた街だけど、現在は観光都市として、こんなにも美しい朝日を見せてくれるということに感動したこと、それが今の状況に繋がるんじゃないかとメッセージを込めたとも。

やっぱり誰しも経験のしたことのないこのコロナ禍という状況の中で、自分なりに考えたことを歌に込めるって、これこそアーティストだよなぁって感じたというか。うまく言えないんだけど、この人を応援してて良かったなって改めて思った。

柔らかで、でも確かに明日の希望を感じさせてくれるこの曲を是非聞いてくれ~。

そんな坂本真綾さんは先日行ったアコースティックライブの配信を1/9(土)~1/15(金)まで行っているので是非興味のある人は見てね!!!!!

eplus.jp


もしくは3/20(土)、3/21(日)に行われる25周年記念ライブ@横浜アリーナに来てくれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


jelly fish/釘宮理恵

作詞:lotta 作曲・編曲:長田直之

釘宮病という言葉を覚えているだろうか。

 

「あぁ、そんなのあったねw 俺も昔そうだったわww」

 

ってオタクは今すぐ聞け。新型釘宮病になる。

 

なんて冗談はさておき。


小刻みに奏でられるピアノの伴奏でまるでゆらゆらした水の中にいる気分にさせてくれるところに、優しくて甘い釘宮理恵さんの声が聴覚を刺激してくる。

「ふわふわふわり ふわわ」 

サビのこのフレーズで脳が徐々に溶けていくような感覚になっちゃう。気がついたらずっとリピートしてる感じ。


凄く音が映像的というか、イントロのシンセの音は水面に浮き上がっていく気泡みたいだな~とか、フレーズの隙間に入ってくるグロッケンやベルの音は水中の何かに陽が当たってキラキラしてる様だな~とか聞いててぼんやり思ったんだよな。サウンド全体で海を作ってるとでも言えばいいのかな~。


ずっと聞いてるとまるで水中を漂うかのように、いい意味で思考が緩んでくる良曲。


いつだって僕らは/ノクチル

作詞・作曲・編曲:秋浦智裕(onetrap)
 

シャイノグラフィ入れちゃったし、シャニマスからはどうするかな~って悩んだんだけど、あっちは全体曲でこっちはユニット曲だし、何よりやっぱいい曲だったので。

この曲を歌っているノクチルというユニットはアイマスの中では結構異色な感じがする。(デレミリSideMは軽くしかプレイしてないから間違ってるかもしれない)

基本的にトップアイドルを目指す子が多い中、ノクチルは違う。幼なじみ4人のユニットで4人でいられたらそれでいいみたいな感じ。この曲は一聴した感じだとガールズバンド感あるんだけど、幼なじみが集まったってのもなんかバンドっぽくない?

シャニマスで実装されたユニットのストーリー(天塵&海に出る海へ出るつもりじゃなかったし)も、まだアイドルに対しての自覚が萌芽したぐらい。

でも、そんな未熟な感じというか青臭さが凄く魅力的なんだよね~~~。
この曲はその瑞々しさが存分に詰め込まれた感じに聞こえる。

作詞作曲編曲してる秋浦智裕さんは中島愛さんの「ワタシノセカイ」でも思ったけど切ない疾走感のある曲が得意なんかな~。個人的にめちゃくちゃ好きなんですよね。下地紫野さんの「せかいが終わるまえに」とか。

まぁそのへんはさておき、イベントストーリーだけ追ってるとこんなキラキラした曲を歌うユニット?って思ったりもするんだけど、最終的にこの曲へ辿り着くんだと思うと楽しみというか、ノクチル~~~!!!!樋口円香~~~~!!!ってなる。(語彙力消失)

あと歌声の相性もいいよな~って思う。

浅倉透役の和久井優さんはキャラの名前のように澄んだ声だし、福丸小糸役の田嶌紗蘭さんは小糸の実直かつ健気な歌声、市川雛菜役の岡咲美保さんはのど自慢で賞とっただけあってキャラ声でも埋もれず、曲のメインになってるし。

その中でも一番好きなのが推しということを抜きにしても樋口円香役の土屋李央さんの歌声。こういう憂いのある声めちゃくちゃ好きなんだよね~~~~。(ソロ曲の夢見鳥のフルも楽しみ)

なんにせよユニットのテーマに「さよなら、透明だった僕たち」とあるように、何者でもなかった、ただの幼馴染だった彼女たちがユニット、ひいてはアイドルに向き合うようになっていくんだなぁと思いながら聞くこの曲は最高。シャニマス知らない人だとどんな感じに聞こえるんかな~。

 

瀬戸際/早見沙織

作詞・作曲:早見沙織 編曲:松本良喜

9月発売の本人自作曲のみで集めたミニアルバム「GARDEN」に収録。

早見沙織もいい曲が多くて色々と悩んだ。

具体的には3月発売の提供曲オンリーのミニアルバム「シスターシティーズ」収録のyoso、遊泳とか。


これも歌詞と曲がお互いを引き立て合ってるいい曲なんですわ。

イントロのハネるピアノにMoog系っぽいシンセが混ざり合ってるムーディーな雰囲気。もうこの時点で好き~~~~ってなっちゃうよね。早見沙織さんはジャズボーカルを学んでいたってこともあってこういう曲を歌い上げるのが様になるよな~。

早見沙織さんの歌声の好きなところは、音階を移動するときに、アタックを調整できるというか、カーンとまっすぐ次の音に当てることもできるし、なだらかな曲線を描くように次の音に移動することも出来るところ。単純に十二の音階だけじゃなくて小数点的な音を表現出来るとでも言えば良いのかな。


まぁ言いたいのはとにかく歌が上手いっていうことですわ!(オタクには周知の事実)

 

この曲だとCメロ(サビ)の始まりに高い音へ入ってから急激に低く落ちていくところが好き。燕が滑空するみたいなイメージ。低音の響きもめちゃくちゃ好きなんだよね。

曲を歌詞を見ると、友人の好きな人に横恋慕してるってシチュエーション的なのかな。
Bメロ終わりが1番は「貴方に近づきたい」、2番は「貴方に近づけない」と葛藤してるのが伝わってくる。こういう心が揺らいでいる瞬間を切り取った歌詞って好き。

そして最後のCメロ(サビ)は2回繰り返すんだけどここが素晴らしいんですわ!

「もう後戻りできないの」って歌詞にもある通り、踏み出しちゃうんだけどその怒濤の三連符メロディがもうとにかく畳みかけるぜ~!!!って感じ。(伝わってくれ)

とにかく人が恋に落ちる「瀬戸際」を描いたこの名曲を聴いてくれ~~~!!!

 

La La Love Call/田村ゆかり

作詞:松井五郎 作曲・編曲;板垣祐介

 

5月発売のアルバム「Candy tuft」に収録。

キング移籍後はサブスク配信されてないから(キング曲も解禁されたの最近だけど)試聴動画のリンク張ろうとしたらそれすらなかった。せめてアルバム全体の試聴動画くらいは置いといてほしいな~~~。

あと作編曲の板垣さん、48グループでお世話になってたからまさか推しに提供するんか~ってなったのも懐かしい記憶。(確かあのねLove me doだったかな?)

そして松井五郎さんも、本当に素晴らしい歌詞を書いてくださった。コロナ禍のいま、ライブを思いながらこの曲の歌詞を噛みしめるとただただ泣ける。「Yesといって かならずすぐ逢いたいな 未来は偶然じゃない」って部分が特に好き。

Candy tuftも名盤だったからどの曲にするかな~って思ったけどこれを選んだ理由は一つ。ライブ感が凄い!

ゆかりんが「最後の曲でーす!」って言った瞬間にこの曲のイントロが始まりそうとか、Bメロの絶対のコーラス部分は俺たちがコールするよな~とか、Dメロ後、サビを1フレーズ歌って、楽器が一斉に入るところで銀テープ飛びそうだな~とかそういうのがありありと想像できる感じ。あと単純になんか泣けるメロディとギターソロ。

今年は元々このアルバムを引っさげての全国20公演!のツアー予定だったけど、それがなくなっちゃったんだよね。それが延期になって大宮だったかな?だけ土日で振り替えられなかったからかわからないけど、川口の方で公演が追加されたりでなんと来年は25公演の予定に!

ゆかりんって、私何もしてな~いとか言うことが多いけど、実際はファンのために努力してるのが本人が言わなくても伝わってくる。だからこれだけファンが離れないんだよな~って常々思うんですよね。

パブリックイメージだとかわいいとか、下手したらあの年でまだあんなことやってる痛い人って感じかもしれないけど、めちゃくちゃ芯の通ったかっこいい人なんだよな。

そんな田村ゆかりさんの最高のライブ、来年にあるからみんな来ような。そしてこのLa La Love Callを聞いてみんなで泣こう!

 

 


夜とワンダーランド/石原夏織

作詞・作曲・編曲:クボナオキ

石原夏織さんの2ndアルバムWater Frontが凄く名盤だった。
前作のSunny spotも良かったから期待してたんだけどその期待にしっかり応えてくれた感じ。アルバムがいいアーティストはマジで推せるよね!

その中でもこの曲は試聴の時から「うわ、これめっちゃいいじゃん!」て思った。
なんか2000年代のアニソンっぽくて好き。半透明の世界でといいクボナオキはいい曲を書くなぁ。
Bメロの始めのにあるD#dimの響き好き好き侍。

そして2月のライブが無事に開催されますように……!

 


アンチテーゼ/夏川椎菜

作詞・作曲・編曲:すりぃ

1stアルバムが名盤すぎて、次に出る曲のハードルが上がりまくってた夏川椎菜さん。
そしてリリースされたアンチテーゼ……上がったハードルを易々と越えていきましたね。

音作りとかすげぇボカロっぽいと思ったんだけどやっぱボカロPの人だったね。
すりぃさんってどんな曲他に書いてるんだろう~って最初に聞いた代表曲?のジャンキーナイトタウンオーケストラ。

いやまんまアンチテーゼのイントロやん引き出し狭すぎか???って思ったんだけど夏川椎菜さんサイドからこのイントロをオマージュしてくれって依頼があったらしい。

一瞬でも濡れ衣を着せたすりぃさんには申し訳なかった。

歌詞は語感のいい単語を並べてるタイプで、個人的にこういう歌詞ってあんま刺さらんことが多いんだけど口ずさむと気持ちいいからアンチテーゼの歌詞は好き。

あと夏川椎菜さんの歌のいいな~って思うところが譜割が細かくてもはっきり歌詞が聞き取れる&感情を乗せるのがうまいところ。

この曲なんか下手な人が歌ったらメロディ追うので精一杯で平坦で聞き応えのない曲になるよな~。

 

夏川椎菜さんの曲を生バンドでききてぇ~~~~!!!!!ってずっと思ってたら、今回のツアーは生バンドになるって聞いて!めちゃくちゃ!楽しみにしていたのに!チケットはとれない!延期!

 

辛い。 

 

是非次はもうちょっとキャパの大きいところでお願いします……。

 

 

記憶/イヤホンズ

作詞・作曲・編曲:三浦康嗣(□□□)

記憶ってものは不思議なもので、印象的な出来事であっても、覚えているのはめっちゃ些細なことだったりするよね。

祖父の葬式のとき、葬儀場の階段の一段だけ滑り止めのゴムが剥がれてたなぁとか、高校時代に部活の合宿で星を見に行ったときに寝転がった芝生が妙に湿っていたとか、大学時代に木屋町で飲み会をやったあとに人を介抱しているとき、目に入った居酒屋の看板が電気切れが近いのか妙に激しく点滅していたとか。

思い出すときも、一連のエピソードが連続的に浮かぶというというよりも妙に断片的に思い出されたり、何度も何度も同じ部分だけが浮かんだりするよね。

イヤホンズのこの「記憶」という曲はそんな記憶を思い起こさせるような曲だなぁって思った。

ノイズ、風鈴の音、入店音、クラクション、グラスに氷を入れた音などが声を主軸において曲が進んでいく。歌詞にもあるとおり「記憶のかけらが組曲のようにシンフォニーを奏でている」感じ。

何度もリピートするように好きな曲というよりは、聞いたときの衝撃が凄かったっていうのが正しいかも。

ふと思い出して聞くと、何度も聞いていてもすげぇなぁって思う素晴らしい曲。ある意味「声優曲」ってことを考えるとこれがNo.1かも。

 

Sunny Sunny Girl◎/熊田茜音

作詞:こだまさおり 作曲・編曲:山口朗彦

声優アーティストオーディション「ANISONG STARS」2017年度グランプリを受賞してデビューしたまだ若手の声優さん。

2020年声優曲TOP10を決めるためにTwitterのフォロワーさんが作ってくれた2020声優全曲リストを聞き流してたときに一聴して「あ、これめちゃくちゃ好き!」ってなった曲。
正直名前だけ聞いたことあって曲聞いたことなかったんですけど、いや~いいですね!カップリングとか含めていい曲多かった!

この曲が特にいいな~って思ったところは、Cメロ(サビ)の部分。
メロディに対して歌詞が詰め込みすぎ!ってなりかねないのに、口ずさむと気持ちいいし、それが歌詞全体の前向きな雰囲気にぴったり来る感じ。

歩きながら聞くと気持ち良く歩けるからコンビニ行くときとかに良く聞いてる。

ライブも行ってみたいな~って思った。こういう機会でもないと自分の知らないアーティストを掘ることってないから、いいアーティストと出会えて嬉しい。

 

 


以上が個人的2020年声優曲TOP11です。

TOP11に入れるか悩んだ候補曲が

 

Tiny Light/鬼頭明里

月夜の夢/鈴木みのり

逆さまのガウディ/厚木那奈美

カラメル/山村響

レプリカの森/今井麻美

好きだよ、好き。/DIALOGUE+

Morning grow/諏訪ななか

キミがいないクリスマスなんて/大橋彩香

Starlight Museum/水瀬いのり

 

辺りかな~ 、今年もいい曲多くて悩んだ~。

 

 

感想書くのって難しいけど、人の感想を見て、「こんなに楽しそうにしてるのいいな~~~!!」ってなって興味を持つタイプの人間なのでみんな良かったな~って感じたものをドンドン文章にして読ませてくれ~~~~!!!!!

 

もちろん俺の感想見て「こんだけ言うんやから聞いてみるか」ってなってくれたら俺は嬉しいよ。

 

去年は言わずもがな、今年も大変な感じになりそうですが好きなものをどんどん語ってテンションを上げていこう~って思いました。(小並感)

 

 

おわり

2020年12月 最近触れたコンテンツ雑感

最近触れたコンテンツについて書きます。

ネタバレありで書いてるから触れる予定の人とかは作品名見てヤバ!!ってなったらバックしてもらえればありがたや。

 

 

最近読んだ本


細雪(上・中・下)/谷崎潤一郎
 2月に買って読んでたんだけど沼倉愛美さんファイナルライブのときに豊洲駅のトイレに忘れた悲しい思い出。(買い直しました)

 第二次世界大戦直前の時代を舞台にした、大阪にある旧家、蒔岡家の4姉妹(長女:鶴子、次女:幸子、三女:幸子、四女:妙子)の話。まぁ4姉妹の話といいつつ長女はほとんど出番ないけど。
 ちょくちょく視点は変わるけど幸子が視点になる話が多いけど、幸子が気苦労抱えること多くてお姉ちゃんしてるな~って感じ。話としては当時の日常を描いてる。軸とするならなかなか結婚が決まらない雪子がお見合いを繰り返す話と、妙子の自由恋愛&職業婦人を目指したがる辺りがメインって感じなんかな。

 さすが旧家ってこともあってこの時代なのにどこに行くのもタキシー(タクシーの表記違い)やし、東京もバンバンいくしお芝居とか映画もガンガン見に行く。当時の上流階級の暮らしとはかくなるものか……。
 最も、長女は子だくさんかつ途中で東京に住むこともあって、生活が苦しくなったりする。台風で住んでる安普請の家が吹き飛びそうになるとこはどうなるかとひやひやしちゃったね。最後の方でお芝居行くのに誘われず泣いたりするシーンもあってちょっとかわいそう。
 次女の幸子は本当に面倒見いいな~って感じる。作中でも娘や夫よりも雪子や妙子のことを考えてる時間が長いかもしれんって振り返るシーンもあるし。
 雪子は頑固やけど、子供やったり病人の面倒身がめちゃくちゃいい。あと4姉妹で一番美人らしい。雪子について書かれる下巻最後の部分が少し特徴的やから取り上げられがちやけど、細雪の言いたいところはそこじゃなくね~?ってなった。
 妙子は上巻からずっと職業婦人を目指すって言ってたからそれで幸せになるんよな~って思いながら読んでたらそうはならず……
 中巻での板倉との身分差がある恋が良かったのにあんな顛末は……。
 そのせいかわからんけど幼なじみである啓坊に貢がせる「ヴァンパイア」(←作中でこう呼ばれる)になった妙子には「お前~~~~~!!!!」ってなっちゃったな。
 それでも幸子も雪子も幼なじみである啓坊との結婚を勧めてたけど、啓坊は完全な地雷やって思ったからそうならなくて安心した。
 最後のシーンの物寂しさは悲しかったな。ただ、これから戦争を迎えるってとこで物語が終わってるから、たくましく生きていけるの強さを一番持ってるのは妙子だと思うんだよな。強く生きて欲しい(お前が強く生きろ)

なんか上手く良さが伝えられないな。大きな事件もあるけど、それほどドラマティックに描かれるわけじゃない。けど、読み始めると止まらない面白さがあった。あと一つ一つの文章が結構長めだけど、スラスラ読めるのが凄い。
版が違うのか下巻だけ文字が小さくて読むのにちょっと難儀したけども、読んで良かったな~。
あとタイトルの細雪、綺麗でいいよね。細雪のようにさらっと溶けてなくなる日常を描いてるからこの題名なのかとか、細君になる雪子の話ってことでこの題名なのかと考えてたけど『細雪瑣談』というエッセイに書かれてるらしい。
『主人公・雪子の名前から『細雪』という題名が頭に浮かんできた。雪子の雪も表現しているし、「読んだときの音からいっても、たいへん美しいと思ったから、ついそう決めてしまった』
え、主人公って雪子やったんか~~~~い。あと英題が「The Makioka Sisters」なのは草。

関係ないけど、国語の教科書とかでもあった、少し前の時代の小説に絶対ある注釈読むの大好き。

 

薬指の標本/小川洋子
表題作と六角形の小部屋の二編収録。

小川洋子の文章はめちゃくちゃ読みやすいし、綺麗。静謐って言葉がしっくり感じる。それと同時に、どこかこの世ではない感じを漂わせてるんだけどそこがたまらん。
短編集の「海」に収録されてる「バタフライ和文タイプ事務所」って作品が小川洋子の全てが詰まってるから読んでくれ~~~~。合う合わないめちゃくちゃ別れるやろうけど。

薬指の標本はこうなるやろうな~~って思いながら読み進めたら案の定。
ここまで執着できるものがあるってどんな感じなんだろうな。
ともすれば、とてもおどろおどろしい感情を綺麗な文章でコーティングしたって感じ。
フランスで映画化もされてるらしい。

六角形の小部屋についても書きたいけどまた今度にしよう。(力尽きた)


ブラフマンの埋葬/小川洋子
どんな動物とも言えない、水かきを持つ不思議な生物ブラフマンと、その飼い主の話。
どの登場人物にも名前がついていない中、唯一名前を持つブラフマン
最後に主人公が目を離した結果、ブラフマンは亡くなってしまうけど、主人公の動じなさは少し恐ろしかった。諦念の結果か、あるいはこうなることをどこかでわかって行動したからなのか。
なんとも言えない寂寥感漂う結末やけど、作中のブラフマンが泉を泳ぐシーンはきらきらと瑞々しくて、そこが印象に残った。

 

・紙の動物園/ケン・リュウ
中国系アメリカ人の作者が書いたSF短編集。去年話題になった三体の中→英の翻訳者としても有名。
その短編の中でも印象に残ったのが以下の六篇
・紙の動物園
もののあはれ
・結縄
・選抜宇宙種族の本づくり習性
・文字占い師
・良い狩りを


・紙の動物園
主人公「ぼく」が自分が中国系であることに劣等感を覚えて、その源である母に冷たくあたったけど、母の死語、母がどういった気持ちだったっていうかを知るっていうのが大まかな流れ。
母が折り紙に力を込めて動かすことができるってのはギミックに過ぎなくて、生前の思いが明かされるときにやりきれない気持ちになってしまった。
「ぼく」を批判することは簡単だけど、自分でもこういう行動取っちゃうだろうなって思うし。母の愛も、孤独もその深さに、いたたまれなくなる。

 

もののあはれ
日本人の大翔が主人公。他国の人から見た日本人像があまりにストイックすぎてびっくりする。
もののあはれって言葉に感銘を受けた作者が書いたらしけど、この主人公みたいに自己犠牲精神は強くないですよ~って思いながら読んだ。
ただ鹿児島でスペースボートに乗りこむまでの描写は実際にもありそうなことが多々あって面白かった。

 

・結縄
先住民が己の知識を縄を結んだ縄文字で表現するのを、タンパク質の形状に似ていることに着目して、利用しようとする医薬品メーカー社員のアメリカ人ト・ムと先住民の縄文字を引き継いできたナン族のソエ=ボの話。結縄文字の知識を渡すことに躊躇うソエ=ボに、過酷な状況でも育つ種籾を与えるからと取引するけども……。
知的財産権のことを深く知らず、利用されるソエ=ボに感情移入しがちだけれども、ト・ムのやってることで救われる人も大勢いるわけで。「正しい」って何だろうね。

 

・選抜宇宙種族の本づくり習性
架空の宇宙に住む種族たちがどうやって知識を継承していくかってのがつらつら書かれてる作品。自分たちに当てはめると知識の継承って言うとやっぱ文章が多いけど、音で残すひともいれば、絵で残す、あるいは上記の結縄にみたいに独自の文化で残す人もいるわけで、なんらかの形で自分も後生に伝えるもの残したいよな~。

 

・文字占い師
冷戦下の台湾の村が舞台。いじめられてたリリーは老人と出会って「忘年之交」と言えるくらいの友人になるけど……。
これは日本人の自分だと簡単に理解したって言ってはいけない作品だなって感じた。
「結縄」でもそうだけど、ケン=リュウは割り切れない話の描写が凄すぎる……。
台湾と中国について、もっと知識だけでもきちんと身につけないといかんな。

 

・良い狩りを

元々妖怪退治の家系だった主人公と、妖狐である艶の話。

霊的な力が衰え行く時代に機械技師として生きる主人公が、人間になったまま戻れなくなって、ありし日の妖狐の姿に戻ろうとするために知識を総動員して機械の狐へと生まれ変わらせるところが、ファンタジースチームパンクが混ざり合った感じでたまらんかった。

Netflixで配信されてるラブ&デスロボットって短編アニメ集の一エピソードにもなってるのでそちらででも触れてくれ~~~

https://www.netflix.com/watch/80223956

 

とりあえず6つだけ挙げたけど収録されてる15篇全てが良かった。
1ビットのエラーはテッド・チャンの「地獄とは神の不在なり」に影響を受けて書いた思い入れのある作品らしいからテッド・チャン読んでみよう~ということで「あなたの人生の物語」を買ったのでまた読んで感想書こう。

 

ケン・リュウの頭の中どうなってるのってくらい凄い作品だった。

三体も他の作品も読むぞ~~~~

 

 

・春の庭/柴崎友香
なんかタイトルが頭に残っててブックオフで買ったんだけど2014年の芥川賞受賞作品らしい。それで頭に残ってたんだな。これ以外の作品を読んでないけど、この作者の文章は綺麗で流れるような文章だなって思った。小川洋子から滲み出るホラー感を抜いた感じ?

ぶっちゃけ、二回読み直したけど良くわかってない。けど不愉快ではないというか、むしろ好き。
正直、ラストの女優が出てくるところとかいまだによく理解できてない。(俺の理解力不足な面は否めない)
その女優が西に似てると感じたのは、庭に関する人物で主人公が一番強く印象に残ったからかな。かつて写真集「春の庭」に写っていた馬村かいこ、その写真集を見て、その舞台になっていた家に強い執着を持っていた西、その家に住んでいた森尾美和子etc それらが重なり合って生まれた像が立ち上がってきたのが女優かな~って考えたけど、「女優の名前を太郎はすぐ思い出した」ってあるんだよな~~~。
色んな感想とか見ても良くわからんかったからみんな読んで俺に解説してくれ~~~。

とりあえず柴崎友香は他の作品も読んでみる。


最近見た映画

・魔女見習いを探して
おジャ魔女どれみが下敷きにある作品としてはめちゃくちゃ良かった。
正直、普通の新規の劇場アニメとして見てたら叩いてたかもしれんなって感じる場面も多々あった。
ミレさんの会社の描写が適当すぎる部分とか、ソラが発達障害の子の受け入れる塾を訪れてそういった職を目指す→最後のMAHO堂でもうそういった仕事始めてる部分とか。
でもおジャ魔女どれみを見てることで、この作品の伝えたいことってそこじゃないよな~っていうのが理解できたから細かいところは気にならず問題なく見られたというか。

後半にあった「どれみちゃんが卒業式に出ないってなったときに友達やクラスメイトが集まったときに、これって魔法だなって。魔法って誰もが持ってるんだなって思った」
ってソラが語ってたとこが全てかなって思う。
イカがお父さんを見つけたシーンで拒絶されて「魔法なんてない!」って言ったシーンもここに繋がるし。個人的に一番ここが響いたな~ 
超常現象って意味での魔法はなくても、より人生を良い方向へ向かえる魔法は誰しもが持ってるなら、俺はどんな魔法を持ってるんだろうな。前向きになれるいい映画だった。

あ、台詞部分はこんな感じのことを言ってだけで細かいところは違うので許してちょんまげ。

 

最近聞いてる曲
ネオンテトラの麻疹たち/鬼束ちひろ
https://open.spotify.com/track/5fINvdvYoaAbiOiZ1f53Za?si=pWB351ySSXK7gvDlVxpSGQ

11月に出た新譜「HYSTERIA」収録曲。昔のデモテープが出てきて、それに歌詞を乗せたアルバムらしい。なんにせよ新しい曲が聴けるのは本当にありがたい。
恋って伝染病みたいってところからこんな歌詞書けるのすごいよな~。鬼束ちひろの歌詞は考えるな、感じろ系が多いと思うんだけど今回もそう。
ネオンテトラが本当に麻疹になるのかはわからんけど、綺麗なタイトルで好き。
サビのたたみかけるようなメロディも良い。
前作の「シンドローム」が良すぎたからどうなるかと思ったけど、好きになれる曲があって良かった。

 

・水槽の中のテトラ/石川智晶
https://open.spotify.com/track/2B0v36nordx88sagqygsbR?si=AzwUNkhqTO6VqlOuNs2tkw

テトラ繋がりで石川智晶の1stアルバム収録曲。
元々このアルバムは今まで聞いてきたアルバムの中でも五本の指に入るくらいに聞きまくってた奴。
ただ、この曲に関しては当時はあんまり響かなかったというかあんまり聞いてなかった。
けど、今の年齢になってから沁みるようになったというか聞きまくってる。(spotifyで年間一番聞いた曲になってた)
歌詞は全部好きなんだけどサビの「今気づいた 最初は一番弱かった青いテトラ 思いもかけず一番長く生き続けてる そんなことで気持ちが動くのはきっとどこかで僕が望んでたことなんだと思うよ」が一番好きかな。
淡々としたトラックも水の中にいるみたいで心地良い。


・独白/坂本真綾
https://open.spotify.com/track/73S6qXMFVhXb4MchX0KmwU?si=30DMJk5BT4yV9NYAc2nNtg

最初の静かなメロディからあんなに激しくなるとは!
早くライブで聞きたいよ~~~~~!!!
ラスサビの迫力たまらん!

 

・ゼロユニバース/山本彩
https://open.spotify.com/track/4QLGjDKrFvMog4lJwLTBl4?si=wsnOSW2GT8Oank1WXJAUwg

山本彩の歌声いいな~って思ったのがNMB時代のジャングルジムっていうしっとりしたソロ曲だった。
ソロデビューしてからは本人がロック好きだからそういう曲が多かったけど正直合ってないな~~って感じることが多かったんだよな。
今回のこの曲はすとんと落ちてくるというか、しっくり来る感じ。
歌い上げたり、叫んだりするよりも、語るように歌うのがこの人には合ってるんじゃないかって改めて思った。

 


あかん、最近触れた奴全部の感想は書けん。追いつかん!ということでとりあえずこんだけ!

 

やっぱ感想書くのは難しすぎるけどこれからもちょこちょこ書いていこうと思いました(小並感)

 

おわり

坂本真綾 IDS! presents Acoustic Live & Talk 2020の感想

坂本真綾 IDS! presents Acoustic Live & Talk 2020に行ってきました。
参加したのは福岡の夜の部と名古屋の夜の部

 

名古屋住みなので名古屋公演は行くとして、福岡はどうしようかな~って悩んでたところフォロワーさんがチケットを譲ってくださったので参戦。
(当日話すことに精一杯で譲ってくださった席がめちゃくちゃ良かったお礼を言い忘れてて申し訳ない……。見てらっしゃるかわかりませんが、本当にありがとうございました!!)

 

最後に参加したライブがYURiKA3周年ライブだから約9か月ライブに参加してなかったことになる。ライブ行きはじめてからこんなに間隔空いたの多分初めてな気がする。

 

最初の内は「ライブないとか死んじゃう~!!」とか言ってた。
でもなんだかんだ言いながらライブなしの生活にも慣れてきて、次にライブ行ったときに今までみたいに感動できるかな~と思いながら過ごしてたので結構最初はビビってたんですよね。


推しのライブで感動できなくなってたらどうしようという底知れない恐怖、オタクならわかるはず(わかるか?)

 

普段はこういったライブとかの感想をあんまり書かないというか書けないんですよ。

 

めちゃくちゃ感動してるのに自分から出てきた文章を見るとその感動が薄れるというかなんというか。うまく表現できね~~~~~!!!ってなって頭おかしくなるので。

 

でも今回のライブはやっぱコロナ禍での久々のライブということもあって、自分的にも感じることが多々あったので、なんとか感想を書きたいなと思いました。


結論からいくとめちゃくちゃ良かった!


新曲のMVとか諸々の映像が終わって照明が落ちた瞬間、一気に会場が静まって、みんな固唾をのんで待ってるのがわかって「あ、この感覚好きだったな~」って改めて思いましたね。


以下、セトリと各曲の感想。

1.宇宙の記憶

イントロを聞いた瞬間、目が開かれるような感じがしましたね。
生の音の圧はやっぱ体に訴えかけるものがありますわ。
何より坂本真綾さん含めバンドメンバーが最高に楽しそうな表情で演奏されたのを見てグッときた。

2.Million Clouds

CD音源も好きだけど、ライブだとさらに化ける曲だと思ってる。坂本真綾さんの声の低音の響き方が本当に好きなんだよな。
この曲はFrida Sundemoさん作曲だけど、違う国の人が作る曲ってやっぱどこか空気が違う感じがして好き。Rasmus Faberさんの曲もそうだけど二人ともスウェーデンという北欧の人だからかいい意味で、空気の冷たさというか澄んだ感じがメロディとかから感じられるな~って思った。
「美しい世界は遠くにあると思った 船を待つ人魚のように 生まれてはじめてここがそうだと気づいた」って歌詞がいいと思ってたらご本人も「いい歌詞書くわ~私」って言ってて微笑ましかった(すき)

3.幸せについて私が知っている5つの方法(福岡)/フラッシュ(名古屋)

まず幸せ~だけど本人がなかなか曲名覚えられなくて幸せファイブっていってるのめっちゃすき。
「会いたい日は会いたいって言おうよ」ってなかなか言えないこの状況下で、やっと迎えたライブでこの歌詞を歌われたら泣いちゃいますわ。
あとBメロの終わり、F7sus4で浮遊感残したまま一気にサビで転調するのほんと好き。会いたくて走り出してる感が曲全体で伝わってくるよね。

フラッシュはサビ始まりの歌詞が全てだな~。

「一瞬のきらめき 一生忘れない 私の好きなもの 絶対離さない」

これってライブそのものじゃん!!!ってなってまた泣く(オタクは涙腺がガバガバ)

4.私へ

Negiccoへの提供曲のセルフカバー。
原曲は精一杯今を生きている中、手紙を書いてるイメージ。坂本真綾さんが歌うとその手紙を読み返しながら、想い出を愛おしんでるように聞こえる。
ハロー、ハローでも私から未来の私へメッセージを送るシチュエーションで歌詞を書いていたな~
坂本真綾さんがいつかのライブのMCで「選んだ道が全て正解だったとは思わない。でも、最終的に選んだ道を正解と思えるように生きている」的なことを言ってたんだけど、つらい時でも未来の自分へ誇れるように、と鼓舞してるようなイメージが坂本真綾さんにはあると勝手に(←ここ重要)思ったりもする。そして、そういうところがとても素敵だなって思う。

5.逆光(unplugged)

原曲はイントロの勢いが凄いけど、このアレンジはピアノでしっとり入ってくる感じ。
2番で一気に激しくなるの最高ですね。
原曲は色々な音が奔流のように怒涛の勢いで押し寄せてくるけど、こっちは一つ一つの音が絶妙なバランスで成り立ってる感じ。どっちも最高!
扇谷さんのピアノやっぱ好きだな~。

6.躍動
こんなん体が躍動するやん!!!!
周り見たら座りながらみんなリズム刻んでて、そうだよな!!!!ってなった。
「アコースティック編成だけど、初めて披露するからなるべく原曲に近いアレンジで」とMCで触れてたけど、そういった細やかな気遣いが嬉しい。ファンの立場になって考えてくれる人って本当に素敵だなって思う。
ちなみに私は初披露がアコースティックとかでも全然嬉しいタイプの人間です。
確か名古屋の方のMCだったけど「これはFGOのタイアップ。英雄たちはその生きてる当時は英雄らしい行動をとろうとか思ってたんじゃなくて、とにかくがむしゃらに生きてたんじゃないか。『走り出すその理由がたとえどんなにくだらなくても』という部分にそんな思いを込めて書いた(意訳)」的なことを話してたけど、自分が結構言うだけ言ってなかなか行動に移さないタイプの人間なのでグサっときましたね……。口だけじゃなくてちゃんと行動していかなきゃな……


7.免疫アップメドレー
 スピカ
 ユッカ
 CLEAR
 Gift
 tune the rainbow
 光あれ
 Get No Satisfaction!
 プラチナ

このメドレーがほんっっっっとうに良かった!!!!!

「普段はメドレーって曲間の繋ぎやすさを考慮して作るけど、今回は歌詞重視で今、聞いてもらいたい曲を集めた(意訳)」
とのことなので、歌詞をしっかり聞いてたら本当に素晴らしくて……というか好きな曲ばっかりなんだよな……

出だしのスピカの歌詞が「ありがとう 今ここにいてくれて」ですよ。泣いちゃう(さっきから泣きっぱなし)

坂本真綾さんがファンを思って、いま何ができるかを真剣に考えてくれたんだなっていうのが伝わってくる……

そして最後のプラチナが最高だった!バンドメンバーも真綾も飛んで跳ねててめちゃくちゃ輝いてた。自分も動けないけど心の中ではめちゃくちゃ高まってたし、自然に笑顔になっちゃった。間奏のギターソロが原曲よりずっと力強かったんだけどそれがまた良かった。
「『思い』が全てを変えていくよ きっと きっと 驚くくらい」でメドレーが締まるのは本当にもう感動した。

どうなるかわからないこんな状況でも、なんとなく未来はいい方向に行くって思えたというか、前向きな気持ちになれた。歌の持つ力ってこういうことなんだって改めて思い知らされたというか、本当に良かったな……(語彙力)

8.クローバー
本編最後の曲。MVの影響もあるけど、この曲聞いてると外を歩きたくなるんだよな。
クローバーの花言葉って葉の数とかで意味が変わってくるけど、この曲の場合は「希望」
がしっくり来るかな。
あと名古屋の三回目公演で外園さんがテンション上がりすぎてギターソロの部分を背面弾きしててバンドメンバー&坂本真綾さんがめちゃくちゃ笑ってたところ最高だったな!
こういう高まりすぎて抑えられない行動ってグッとくる。
そのあとのMCで「よく背面弾きなんてできるね~!」って笑いながら聞いてる坂本真綾さん女神。

EN.いつか旅に出る日
躍動のカップリングに収録される新曲。
坂本真綾さんがが旅をしてきて一番綺麗だと思ったという、ドゥブロヴニクの城壁から見た太陽を思い浮かべながら曲を書いたそう。
そして、今まで旅をしてきた写真たちを後ろに映しながら歌へ。
その写真がどれも綺麗で楽しくて、より歌を素敵にしてた。
コロナが落ち着いたら自分もどこか旅へ出よう、そんな気持ちになる心が洗われる歌でした。

 

 


「ライブで感動できるか」そんな不安は坂本真綾さんの前では杞憂でした。

このライブを通じて、坂本真綾さんがどれだけファンのことを思ってくれてるのかが歌から、言葉から、言外から伝わってきた。この人を推してて良かったなってしみじみと思わせてくれましたね。
ただただ、素晴らしいライブでした。つらつらと感想を書いてみたけど、少しでも伝わればいいな~~~!!!

後日、有料配信もあるよ!!!!!


まだまだコロナは続くだろうし、その対策で従前のライブのようにはいかない。けど、過度に甘く見ず、過度に恐れず、ひとつひとつ自分にできることをきちんとやっていかなきゃなって改めて思えた。

3月に横浜アリーナでのライブも決定したけど、そのライブをしっかりと堪能するために、坂本真綾さんも、自分も、周りも健康でいられるといいな~!


おわり